皆様、こんにちは。本日は北海道の屋根、大雪山連峰の主峰、旭岳で初冠雪となりました。
しかも136年間の観測史上最も遅い初冠雪で北見市ではひまわり畑に雪、石北峠は積雪状態。
冬道の運転に注意必要とYouTube動画ニュースで見ました。
ソースは北海道ニュースUHB@uhb1980(フジテレビ系)
それでも、紅葉シーズンですので北海道に来られる方々も多いと思います。
暖かくして風邪を引かないよう、楽しく過ごして欲しいと願いをこめて脂がのった魚、サンマのお話をご紹介させて頂きます。
北海道の秋の味・秋刀魚(サンマ)の魅力と旬の時期
北海道の秋は、サンマの季節です。この時期、北海道の海は豊かな漁場となり、サンマはその代表的な味覚として知られています2024年は特に、さんまの豊漁が報告されており、水揚げされています量は約の約140倍に達する約67トンとなっております。
地元の皆様にとっても嬉しいニュースとなりました。サンマは秋に最も美味しい魚とされています。
旬の時期は9月から11月にかけて、この時期には脂がのってジューシーでとろけるような口当たりを楽しむことが出来ます。
北海道では水揚げが国内全漁獲量の80%を誇っています、日本近海では春から夏にかけて北上し、秋には南下することが知られています。
北海道の多彩なサンマ料理
北海道では、さんまを様々な形で楽しむことができます。新鮮なものを刺身で食べる機会も増えており、その他にもぬか、開き干し、みりん干し、飯寿司など、加工品の種類も豊富です。
2024年の秋は、さんまのお値段がお手頃になり、多くの人がこの美味しい魚を楽しむことができます。
豊かな漁獲により、北海道の食文化がさらに豊かなことを期待しています。秋の味覚を代表するさんまを、ぜひこの機会にたっぷり味わってください。
秋になると、北海道の豊かな自然と海から恵まれる旬の味覚が楽しめます。 その中でも特に人気が高いのが「サンマ(秋刀魚)」です。 サンマは、脂がのった美味しい魚として広く愛され、北海道の食文化に欠かせない存在です。
サンマの生態と特徴
サンマ(学名:Cololabis Saira)は、サンマ科に属する海洋魚で、主に北西太平洋から北大西洋にかけて分布しています。
特に日本海や東海地方、北海道の海域で豊富ですサンマは一年生魚であり、成魚は成熟後、産卵を目的として海から沿岸へと回遊します。
外観とサイズ サンマの体は細長く、銀色に輝く美しい外観をしています。体長は一般的に30~40センチメートルですが、地域や環境によって多少の差があります。
背中には青緑色の色合いがあり、腹部は銀白色をしています。 特徴的な突起物としては、口元に鋭い歯が並び、側線が発達している点が挙げられます。
サンマは表層近くを泳ぎ、昼間は深海で餌を探し、夜になると海面近くに浮かんで餌を摂取します。餌としては、小魚やイカ、プランクトンなどを食べます。繁殖期になると、産卵この回遊行動が漁獲のタイミングとも密接に関連しています。
漁獲と漁業の重要性
北海道におけるサンマの漁獲時期は主に秋、特に9月から11月にかけてがピークです。 この時期はサンマが北海道周辺の海域に豊富に集まり、漁獲量が最大となります。
下がり始めるとともに脂がのり、美味しさが増すため、食卓にも多く登場します。
漁獲量と経済的影響 北海道は日本国内でも有数のサンマ漁獲地であり、秋の漁期には多くの漁師たちがいます漁獲量は年によって変動しますが、天候や海流の影響を受けやすく、安定した漁獲量を維持することが課題となっています。
サンマは国内消費だけでなく、加工品としても必要が高いため、北海道の漁業経済にとって重要な位置を占めています。
新しいサンマの処理
加工・保存方法 新鮮なサンマの処理 漁獲後すぐに新鮮なサンマは、内臓を取り除き、冷水で洗浄されます。
その後、鮮度を守るために氷や冷凍技術を用いて保存されます。
近くに加工工場が多いと考えており、迅速に処理が行われます。
調理法の多様性
- 塩焼き:最も一般的
- 煮付け:醤油、みりん、砂糖
- 刺身:新鮮なサンマは刺身としても美味しく、薬味やポン酢と一緒にお召し上がりいただけます。
- 缶詰・干物:長期保存が可能なように加工され、家庭の常備菜やおつまみとして利用
保存技術の進化年数では、冷凍技術や真空パック技術の発展により、サンマの鮮度を考慮することが可能となっておりますこれにより、秋の漁獲期間を過ぎても高品質なサンマを消費者に提供することができ、必要な安定化に焦点を当てています。
保存技術の進化
保存技術の進化年数では、冷凍技術や真空パック技術の発展により、サンマの鮮度を考慮することが可能となっておりますこれにより、秋の漁獲期間を過ぎても高品質なサンマを消費者に提供することができ、必要な安定化に焦点を当てています。
サンマの伝統的な料理と最近のアレンジ
北海道では、サンマを使った伝統的な料理が数多く存在します。 代表的なものとして、塩焼きが挙げられます。
塩を振って焼いたサンマは、秋のまた、焼きサンマを酒の肴として楽しむ文化も根強く、地元の居酒屋や家庭でよく見られます。
現代的なアレンジで、サンマを使った創作料理も考えら出されるようになりました。
サンマの刺身やタルタル、サンマのグリルにハーブを添えた料理など、洋食や創作料理との融合が進んでいます。
国際的な料理とのコラボレーションも見られます。
地域ごとの特色 北海道内でも地域ごとにサンマの料理法には特色があります。
例えば、道南では塩焼きが主流ですが、道北では煮付けや干物として加工することまた、漁港ごとの特産品として、それぞれの地域ならではの味付けや調理法が発展しています。
環境への影響と資源管理
環境への影響と持続可能な漁業資源管理 サンマは一年生魚であるため、毎年新たな世代が生まれますが、乱獲や環境変化により資源が減少するリスクも存在します。
また、漁獲方法の見直しや養殖技術の研究も進められています。 環境変化の影響 地球温暖化や海洋環境の変化は、サンマの生息域や回遊パターンに影響を与える可能性があります。
海水温の上昇や海流の変化は、サンマの繁殖や餌の供給に影響を与えるため、漁獲量に変動をもたらす可能性があります。
これに対応するため、研究機関や漁業関係者は環境モニタリングや適応策の検討を進めています。
漁場の保護地域の設定、漁具の改善などが行われています。また、漁業者同士の協力や地域コミュニティとの連携を強化し、資源の適正利用を図っています。
安定したサンマの供給を維持し、地域経済の発展に取り組むことが期待されています。
秋の豊漁の背景
秋の味覚サンマ。2024年8月、根室(ねむろ)市・花咲港の初水揚げは2023年の約140倍の67トン、価格は200分の1となり豊漁が話題になりました。
10月には道東海域と北方4島周辺海域、隣接する公海に魚群が来て遊ぶため、漁協はさらに上向きになりました。
根室市のサンマ祭りは、1993年(平成5年)に始まりました。この年、根室港まつりの花火大会会場の一角で、有志7人が500キログラムのサンマを焼いて配ったことがきっかけです。
その後、毎年開催されるようになり、2024年で第32回目を迎えました。
根室市・花咲港で行われるサンマ祭り
開催場所 :平行市本町5丁目の平行港特設会場で行われました。 この場所は、サンマの水揚げ量が日本一を目指して平行港に位置しており、祭りの雰囲気を一層盛り上げます。
2024年のサンマ祭りは、10月5日と6日の2日間続けて開催されました。
今年は5年ぶりに2日間のフル開催となり、2万人以上の来場者で賑わいましたイベントでは、炭火焼きサンマの食べ放題やサンマのつかみ取り大会、地元の名産品が並ぶ物産販売コーナーなどが行われました。
特に人気だったのは、大人1人200円で食べ放題だったそうです。
炭火焼きサンマの食べ放題で、専用のトレイと箸を購入したら、新鮮なサンマを自分で焼いて楽しむことができました。
また、夜にはサンマ漁船の集魚灯で会場全体が照らされ、独特の雰囲気を楽しむことができました今年も多くの人々がサンマの美味しさを堪能し、地元の文化や人々との交流に向けて素晴らしい機会となったようです。
サンマ漁の方法と技術
サンマ漁は傍受網という集魚灯を使った漁法が主流で、その歴史は1940年(昭和15年)時代に遡ります。
サンマが光に集まる習性を利用して「火」をつかった棒受網は撒きエサも使わず漁具の操作が簡単でサンマの体を傷つけないという利点があり、戦後の食糧・資材不足と言う背景の中急速に発展・普及しました。
同じく、最盛期となるのは9月~11月です。
他に「ポン引き漁(トローリング)」や「延縄漁」が用いられます。
ポン引き漁では、船から吊り下げた餌釣り仕掛け一方、延縄漁では長い縄に小さな餌を付けて海中に垂らし、サンマが餌に集まったところで網を捕まえて捕らえます。
大量のサンマを漁獲することが可能です。 この時期は1番油がっていてサイズは大きいもので40㎝、160gを優に超えて高値で取引されます。
国内で捕れる半数以上が北海道で水揚げされています。 同島沖で捕れるまるまる太ったサンマサンマ漁で使用される「棒受網漁法」は、集魚灯を使って魚を呼ぶ方法です。
集魚灯の利用
サンマ漁で使用される「棒受網漁法」は、イカ漁でも集魚灯を使ってイカを呼ぶ方法が一般的です。
サンマ漁の具体的な手順
魚群探知機でサンマの集まりを
集魚灯を点けてサンマを船の先に誘導する。
網を敷き、サンマを網の中に誘導する。
引き伸ばします。
函館のイカ釣り
函館のイカ釣りも集魚灯を使いますが、方法が違います。 イカ釣りでは、集魚灯でイカを集めた後、専用の釣り具(イカ針)を使って一匹ずつ釣り上げます。は「イカ釣り漁法」と呼ばれ、サンマ漁のように網を使うのではなく、釣り具を使う点が大きな違いです。
サンマ漁: 集魚灯を使ってサンマを網に誘導し、一度に大量に漁獲する。
イカ漁: 集魚灯を使ってイカを集め、専用の釣り具で一匹ずつ釣り上げます。は違いがあります。
北海道のブランド化されるサンマ
釧路の「青刀サンマ」や厚岸(あっけし)の「大黒サンマ」「1本立ち歯舞(はぼまい)さんま」などがございます。
サンマはオホーツク海から来た太平洋、日本海、東シナ海に渡り拾い海域を回遊する魚で、回遊パターンによっていくつかの系統に分類されます。
日本近海では太平洋沿岸、日本海沿岸ともに南の温かい海域でふ化した稚魚が成長しながら北上し、秋には産卵に向けて南下します。
海面近くの表層に大きな塊をつくり、アミエビなどの小さな甲殻類やプランクトンなどを捕食しこだわっています。
サンマに胃はなく、短い腸で短時間で消化しサンマの塩焼きで、はらわたごと食べるのもこれが理由の一つでございます。
サンマの環境への影響と資源管理
環境への影響と持続可能な漁業資源管理 サンマは一年生魚であるため、毎年新たな世代が生まれますが、乱獲や環境変化により資源が減少するリスクも存在します。
漁期の調整を行うことで、サンマ資源の持続可能な利用を目指しています。
また、漁獲方法の見直しや養殖技術の研究も進められています。
サンマの体色と特徴
背と銀色の腹は藍色の海に溶け、銀色に輝く海面と同じになると言う浮魚類特有の出来事です。
下あごの先が黄色く、背ビレと尾ビレが広報部につき、尾ビレとの間に多くの離鰭(しょうりき)と呼ばれる三日月形の小さな突起があるのが特徴で1年で成熟し数回産卵した後に息絶えます。
寿命は2年ほどです。
名前の由来には諸説ありさて、細長い魚と言う意味の「サマナ(狭真魚)が訛ったものや、大きな群れを成す魚と言う意味の「サワンマ(沢魚)が起源と思われる説」などがあります。
現在では「秋刀魚」という表記がございます。これは秋に獲れる銀色に光る刀のような魚という意味があります。
鮮度の良いサンマの見分け方としてよく覚えておくのは「口先がほんのり黄色い」ことだそうです。
日本人がサンマを食べだしたのは江戸初期。
目黒で食べたサンマの味を忘れられない殿様が、魚河岸から取り寄せて食べてみるものの、脂を抜いて調理してあり味気がなかったので「サンマは目黒に限る」と言ったという落語の「目黒のサンマ」は広く知られております。
鮮度の良いサンマの見分け方としてよく耳にするのは「口先がほんのり黄色い」ことだそうです。
硬く銀色に輝き、エラは鮮やかな紅色でキレイな澄んだ目をしているものが新鮮です。
サンマの栄養価と健康効果
※薬機法に違反する場合もありますので、効果効能をバスガイドの時もブログでも大きな声では言えないのですが、下記のように紹介させて頂きます。
心配な方は、どうかご自身のお身体の為にもご自身で調べてみてくださいね。
栄養成分の豊富さ
サンマには特に血液の流れを良くすると言われる成分が含まれており、脳梗塞や心筋梗塞などを予防することに効果的です。
EPAやDHAが豊富に含まれており、ビタミンDは成人が1日に必要な量の3倍、ビタミンAは牛肉のまた、内臓には疲労回復に効果のあるタウリンも含まれており、サンマの細長い体の中に良質な栄養素があります。
健康志向の食材
サンマは高タンパクでありながら、低脂肪な食材として健康志向の人々にもサポートされています。
さらに、ビタミンDやビタミンB群、EPAやDHAなどのオメガ-3脂肪酸を豊富に含んでおり、骨や特にEPAとDHAは、心血管疾患の予防や認知機能の向上に効果があるとされています。
定期的な摂取による健康効果
定期的にサンマを摂取することで、
- 心臓病予防:オメガ-3脂肪酸が血液中性脂肪
- 脳機能の向上:DHAが脳細胞の構成成分として働き、認知機能や記憶力の維持
- 骨の健康維持:ビタミンDがカルシウムの吸収を助け、骨密度の維持にぴったり
- 免疫力の向上:ビタミンB群の代謝を促進し、エネルギー産生を支えることで、全体の体調の維持に貢献します。
また、DHAは悪玉コレステロールを軽減させる作用もあるとされており、他にもビタミンやカルシウム、鉄分などが含まれています。
特に、精神を安定させたり、貧血を予防したりするビタミンB2が含まれていて、その量は他の魚の**3倍3倍以上と言われています。ビタミンAも豊富です。
このように、サンマは素晴らしい栄養価を持つ魚であり、健康維持に役立つ食材として多くの人に支持されています。
まとめ
北海道の秋の味覚として愛されるサンマは、その美味しさだけでなく、地域の漁業や食文化、健康にも深く関わる重要な存在です。
豊かな自然環境と伝統的な漁業技術によって育まれたサンマは、今後も北海道の食卓を彩り続けることでしょう。
しかし、環境変化や資源管理の課題にも直面しており、持続可能な漁業の実現が求められています。
わたくしたち消費者も、地元の漁業を支援し、適切な方法でサンマを楽しむことが、未来の豊かな味覚を守る第一歩となります。
北海道の秋を象徴するサンマ、その魅力を存分に味わいながら、持続可能な漁業とともに未来に繋がる食文化の発展を願いたいものです。
お・ま・け
当ブログの【北海道サケ物語:ふ化場の役割と絶品郷土料理の歴史】の【おまけ】で書いたのですが、鮭は不漁でしたが、サンマが例年になく豊漁と言うニュースです。
お天気にも恵まれて大盛況だったようで本当に良かったです。
また【北海道の3大カニと希少な花咲ガニを堪能する:絶品カニグルメ完全ガイド】の花咲ガニについて語っていますので、お時間のある方は是非お読み頂ければと思います。
今回使用した資料です↑。どこかでお見掛けしたような気がしましたが、YouTubeのショート動画で、札幌を拠点としているグルメYouTuberさんの「るいさん」でした。
正式には るい【ぼっち食べ歩き】@rui_hokkaido です。
わたくしは偏食なのでグルメの紹介が出来ません。参考にさせて頂いています。
この場を借りて感謝申し上げます。
開きますと、サンマの記事がありましたので資料として使わせて頂きました。↓