北海道の3大カニと希少な花咲ガニを堪能する:絶品カニグルメ完全ガイド

北海道の3大カニと希少な花咲ガニを堪能する:絶品カニグルメ完全ガイド

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北海道の三大カニとは?

北海道は、美味しいカニの宝庫として知られ、毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニを3大カニと言います。

それぞれのカニは独自の特徴と風味を持ち、多くの観光客に愛されています。

毛ガニの特徴と楽しみ方

毛ガニは、オホグリガニやイガグリガニとも呼ばれ、年間を通じて漁獲されますが、特に12月から3月にかけてが最も美味しいとされています。

毛ガニはその甘くて深い味わいと、繊細な身が特徴です。毛ガニのカニミソも絶品で、濃厚な風味が楽しめます。

茹でガニやカニ鍋、鉄砲汁(カニの足の身をとる作業が鉄砲の筒を手入れする時に似ているから)、さまざまな調理法で楽しむことができます。

写真右上はズワイガニの鉄砲汁です

ズワイガニの魅力と料理法

ズワイガニ(Chionoecetes opilio)は、北海道の主に日本海側とオホーツク海沿岸で漁獲されるカニです。冬が最盛期で、11月から3月頃が最も美味しい時期となります。

ズワイガニは細長い脚を持ち、甲羅が幅広いのが特徴です。ズワイガニの身は詰まっていて甘みが強く、繊細な風味を持っています。

脚の身は特に人気があり、カニしゃぶやカニ寿司として食べられます。

ズワイガニは焼きガニ、茹でガニ、カニしゃぶ、カニ寿司、カニ鍋など、多彩な調理法で楽しめます。

タラバガニの豪華さと味わい

タラバガニ(Paralithodes camtschaticus)は、非常に大きなサイズが特徴で、特に脚の身がジューシーで甘みがあります。

茹でガニや焼きガニ、カニステーキとして楽しむのが一般的です。

タラバガニは北海道全域で漁獲されますが、特にオホーツク海沿岸が主な生息地です。

この地域の冷たい海水と豊富なプランクトンがタラバガニの成長に適しています。

※大きいものは足2本で十分おなかが膨らみますよ。

カニについての豆知識

カニは節足動物、甲殻類の一群であり、エビ類やヤドカリ類と共に十脚類に属しています。

タラバガニは片側に4本、全部で8本の足がついています。タラバガニは、エビ目ヤドカリ下目タラバガニ科に分類されるため、厳密にはヤドカリの仲間です。

ズワイガニは片側に5本、全部で10本の足があります。

10本の足の中で一番前の一対がハサミになり、これで食べ物を取って口に運びます。他の足は左右によく動いて横ばいをします。

この足の本数の違いからも分かるように、タラバガニとズワイガニは生物学上の分類が異なります。

花咲ガニの希少価値と風味

花咲ガニ(Paralithodes brevipes)は、根室市の花咲港でしか獲れない非常に希少なカニで、茹でると真っ赤になる特徴的な外見と、濃厚で弾力のある身が魅力です。

花咲ガニを食べるには、夏から秋にかけて根室市を訪れるのが一番です。

余談ですが・・・。

現役時代のバスガイド3年目の時、根室の納沙布(ノサップ)岬に行くツアーで、女性の添乗員さんで年齢も同じくらい。

ここにしかない花咲ガニを食べたことがない、わたくしたちは「食べたいね」と言うことになり半分ずつお金を出し合って1パイを買いました。

その日は、然別(しかりべつ)湖畔のホテルに宿泊でした。

添乗員さんはホテル到着後、色々としなければならないお仕事があります。一息付けるのは21時か22時とかになることもあるようです。

そのホテルでのお仕事が終わり、いよいよ楽しみにしていた花咲ガニを食べる時(外でです)自称カニむき名人のわたくしでしたが手ではむけず、割れず、ハサミもありませんでしたから苦戦しました。

タラバガニの爪を割って食べる方法を何度か繰り返して、やっと食べることが出来ました。

初めて食べた2人の感想は、

勿論!「美味しい」です。

味の濃厚さを「チーズみたい」とか「なにそれ~」など、食レポにはならない表現で申し訳ないのですが、はしゃいで美味しく頂きました。懐かしいです。

持続可能なカニ漁業と観光

北海道では、持続可能な漁業管理が徹底されており、カニ資源の保護が重視されています。

例えばまだ育ってないカニがカゴに入っていたり、網にかかったときは海に返すなどです。

資源を大切にしながらカニ祭りやカニ料理を提供するレストランが多く、観光客にとって大きな魅力となっています。

カニの捕り方は?

ネズミ捕りを大きくしたようなカゴを使用して捕ります。カゴの上部に入り口を開け、中にエサを吊るして海底に沈めておきます。

エサにつられたカニがカゴに入り、1日置いて引き上げると、中には3杯から5杯のカニが入っています。

カニ料理の楽しみ方は?

料理法は多様で、とれたてのカニを大きな釜で塩ゆでにし、その場で食べる味は格別です。今では冷凍技術の発展により、格別なカニを冷凍して楽しむことができるのはありがたいことです。

カニとわたくしの思い出

わたくしが子供の頃は、亡き父が出稼ぎから帰って来た日(年に2~3回ほど)に特別にカニ1杯を4人で食べたものでした。父は、わたくしにカニの無駄のない、身の取り方と食べ方を教えてくれました。

これはバスガイドになった時に自称!カニむき名人として大いに役立ちました。

わたくしが現役だった頃、【3大ガニ食べ放題】や【3大ガニ食べくらべ】【カニづくし】など、ツアー名にカニが入っていることが多く、非常に人気がありました。

お客様にカニの食べ方、無駄のない身の出し方をご案内しましたが、翌日「苦戦したけど、美味しかった」と仰って頂き嬉しかったです。苦戦するのもカニを食べる醍醐味ですので。

それは又、子どもたちにも教えることが出来て嬉しいことでした。北海道はおせち↑↓料理を元旦ではなく、大みそかに年越しそばと一緒に食べるところが多いです。多分9割そうです。

そして元旦に残ったおせちとお雑煮を食べます。本州から嫁いで来られた方は「えっ?」と驚くと聞きました。それを、お客様にお話しさせて頂くこともありました。

息子と身を取り出すときは、取り出す→息子の口に入る、と、なかなかお皿にたまらないのです。

夫と息子ペアは取り出しながら「うまいっ!」「うまいっ!」「うまいっ!」と食べる食べる。

パクパクと2人の口の中に直行、キッチンで立ち食いです。

子どもたちの誕生日が平日のお弁当に。

ちらし寿司にズワイガニ入れてます。おかずにはカニカマを紅白になるようにしたつもりが、なっていなくて・・・。

使い捨て容器にタラバとイクラ弁当↑ズワイとイクラ弁当↓にしたことも。

暑くて火を使いたくないときの晩御飯に↓カニいくら丼(解凍して酢飯にし乗せるだけです)

カニいくらマグロ丼↓酢飯を作らなくても解凍して乗せるだけです

わたくしは、カニチャーハンやカニ玉スープ、カニあんかけチャーハンが好きです↓

写真はお店で食べた時のですが、真似て家で作ったこともありました。

ホテルのバイキングでのカニ料理

現在、特にホテルではバイキングやビュッフェなどの夕食、朝食が一般的で、3大カニを始め、お米・野菜・山菜・お肉も北海道産をふんだんに食べることができる夢のような食事を楽しまれる方が増えて参りました。

北海道にお越しいただいて、ぜひカニをご賞味いただきたいです。

よくある質問/Q&A

Q: 毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニの違いは何ですか? A: 毛ガニは甘く濃厚な身とカニミソが特徴、ズワイガニは繊細で甘みが強い身、タラバガニは大きくジューシーな身が特徴です。

Q: 花咲ガニはどこで食べられますか? A: 花咲ガニは根室市で漁獲されるため、根室市やその近辺のレストランで食べるのが最適です。

Q: カニの最も美味しい時期はいつですか? A: 毛ガニは冬、ズワイガニは冬、タラバガニは冬、花咲ガニは夏から秋が最も美味しい時期です。

Q: 持続可能な漁業管理はどのように行われていますか? A: 漁期の制限や漁獲量の管理、産卵期の漁禁止などが徹底されています。

以上が、北海道の三大カニと希少な花咲ガニについてのご紹介です。皆様もぜひ、これらのカニを味わってみてください。

わたくしごとで恐縮ですが

※むき身の写真は夫、または夫と息子ペアがほとんど身を取り出したものです。カニや材料を買ってくれたのも夫です。

写真の中に文字入れしてあるのも夫が保管していたデータで、その他、娘が保管していた写真を使わせてもらいました。

逆にすごい写真だとお気づきでしょうか?良くテレビや動画で見る、美味しそうに食べるシーンの美味しい部分は取り出しながら食べて、ここまで細かく無駄なく、隅から隅までの身を取り出しているのです。

家族を巻き込まないブログのはずが、写真を使うためお願いしました。家族のアルバムみたいになりましたが寛容なお心で、ここまで見て読んで下さった方々に感謝申し上げます。

のちに写真を変更、削除、追加の予定ありです。

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